清水院長の講演・活動記録
清水院長の講演・活動記録をブログで発信します。
EPIC 第4期 第3回
11月28、29日に上野ヨシダにてEPIC( Evidence based Perio and Implant course)今期第3回が行われました。今回のメインテーマは、外科的歯周病治療でした。切除療法を中心にした内容でモディファイドウィドマンフラップや歯肉弁根尖側移動術、骨整形などを模型ならびに豚を用いて講義、実習を行いました。また最初に抗菌療法、最後に歯冠長延長術の講義も追加して2日の日程を終了しました。受講生の皆様、本当にお疲れ様でした。
台湾歯周病学会
11月9、10日に台湾歯周病学会が台北で開催されました。台湾歯周病学会に属している台湾の歯周病専門医の方の中には、私と同じようにタフツ大学を卒業された先生方もいらっしゃいます。9月のアメリカ歯周病学会でその先生方と意気投合、台湾での歯周病学会へも是非参加を、とのうれしいお誘いを受けて、今回行って参りました。また、タフツ大学歯周病科のチェアーマンであるDr.Griffin, assistant professorのDr.Cheung が招待され、講演をされました。在学中にお世話になった先生方の講義をまた聴講するよい機会となりました。
学会で扱かわれた内容は、多岐に渡りいろいろと勉強になりましたが、印象に残ったのは、台湾の先生方の講演の内容が学術的に大変優れていることと、英語を国際標準語として自国の学会を開催している点です。もともと台湾で歯科医になり、さらに歯周病専門医になる方は、成績が優秀だそうです。また、ほとんどの方が海外留学の経験をお持ちだということでした。結果として、自国で開催されているにも関わらず、英語を標準語とした会の運営が可能だということです。これは自国での学会の内容がそのままインターナショナルに発信でき、またそのレスポンスもすぐに受けられるということですのでその意義は大きいでしょう。
タフツ大学の同窓生でスペイン出身の先生がいて、昨年、その先生を訪ねていったときに、スペインの大学でも、英語を基準として話をしていました。スウェーデンも同様でした。つまり、アメリカだけでなく、ヨーロッパ、アジアでも英語を標準とした教育、研究を行うことにより、より世界中にグローバル化した情報(英語による)を受け取り、そして自ら発信する準備をしているようです。
以前は、歯学の分野では、ある特定の国が先端を走り、他の国がそれをまねることで発展してきました。そういった場合、その国の本を手に入れ、訳して、理解すればそういったことが可能でした。しかし、現在、少なくとも未来は、いろいろな国にいる研究者や治療者がインターネットを駆使し、英語を基調とした情報を得て、また発表をするといった形態に変わって行ってしまうかもしれません。つまり学問としての進化やその情報の伝達の速度が増しているように感じています。
振り返って自国である日本の状況を見てみると、そういった点では、遅れをとってしまっているようです。その勤勉さで世界有数の科学立国になった自国が、今後、他の国に遅れをとらないように、いろいろな体制を見直さなければいけない時が来ているように感じました。









