院長ブログ

歯周病の患者様の治療をはじめ、院長の清水が日々行っている診療内容の水準を理解していただくための情報開示の場

歯肉の厚み

人は、それぞれいろいろな点で違いがあります。

外見しかり内面しかり。

歯周病専門医の見地からすると、歯肉にもいろいろな違いがあります。
色、形、質等々ひとりひとり大きな違いがあります。
中でも、治療上重要な違いが歯肉の厚みです。

薄い歯肉は、後退し(上の歯ならあがり)やすいので知覚過敏等を起こしやすくなります。
厚い歯肉は、歯周ポケット(歯と歯肉の間にできる溝)ができやすくなります。
この違いは、生まれもっての性質の違いつまり遺伝によって決まります。

歯周病治療、ひいては歯科治療全般を行うには、この違いを把握することが大事でその違いにを考慮した治療選択を行う必要があります。

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年齢と歯周病

患者さんからいただく質問の中で多いのが、


1、年をとったらみんな歯周病で歯がなくなってしまうのか?

2、(同様に)年をとったらインプラントは抜けてしまうのか?

です。

歯もインプラントも一歯周病になると周りの骨が少しづつなくなってしまいます。
年齢が高い人は、その分長い期間歯やインプラントを使用していますのでなくなってしまった骨の量は若い人より多くなる傾向があるのは事実です。

しかしながら30歳になる前にほとんどの歯を失ってしまう患者さんがいる一方、90歳でもほとんどの歯が残っている患者さんもいます。

ですので、一概に年をとると歯は抜けるというのは間違いです。お手入れのいい患者さんは歯が長持ちするのは科学的にも立証されていますので。

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歯肉の異常

当院の専門性からか歯肉の異常を見て下さいと多数の患者さんが来院されています。


ただ、歯肉の異常(腫れ、出血、痛み)が現れる病気は多々あります。

以下にこの一年間に実際に当院に来院した患者さんの罹っていた病気を列記します。

1、歯肉炎、歯周炎
いわゆる代表的な歯肉の病気です。歯の表面についた汚れが原因で起こります。

2、根先性歯周炎
歯の根っこの中が汚れているためにおきる病気です。症状が進むと歯肉が腫れます。

3、不良補綴物
虫歯の治療の為に歯に被せられる人工の歯の出来が悪いためにその付近の歯肉が腫れることがあります。

4、歯並び不良
歯並びが悪いとそれだけでも歯肉に炎症が現れます。

5、全身疾患
ヘルパンギーナなどのウィルス性疾患、天疱瘡等の自己免疫疾患でも歯肉の異常が現れます。

6、虫歯
虫歯が深くなり、歯肉と触れるようになると歯肉の異常が現れます。

7、遺伝
生まれつき歯肉が薄い方は、通常のブラッシングでも歯肉が傷つき炎症が起きる場合があります。

このようにひとことで歯肉の異常といってもその原因は多種多様です。
歯肉の異常でお悩みの方は、一度専門医による診査をおすすめいたします。




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歯肉の腫れ

歯肉が腫れて当院に来院される患者さんはたくさんいらっしゃいます。


当院の歯周病治療への専門性からと思いますが、患者さんは歯周病をみて欲しいと言って来院されます。

実際に診察してみるともちろん歯周病が原因で腫れている場合もありますが、そうでない場合で歯肉が晴れている場合も多々あります。

歯の内部の問題であったり、歯が割れている場合であったり、被せ物の形が悪いせいであったりする場合もあります。

歯肉は、歯周病だけでなく、いろいろな病気が原因で腫れます。また、服用しているお薬の副作用で腫れる場合もあります。

ですので、正確な診査、診断が歯肉の腫れを治すには必要です。

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歯周病が治った?

当院にはたくさんの歯周病でお悩みの患者さんがいらっしゃるのですが、よく患者さんから頂くご質問の中に、歯周病って治るのですか?というものがあります。また、一般歯科医の先生からも同じような質問を受けることもあります。


歯周病が治ったという意味が、擦り傷が治ったと同じような意味で理解され、元通りに戻ってそのまま二度と悪くならないということだとすると残念ながら治るとはいえません。

歯周病は、感染症の一種で歯周病原菌によって起きます。しかしその病原菌の種類は無数にあり、お口の中で生きています。ですので完全に歯周病原菌をなくすことは不可能といえます。
お口の中が不潔になれば、また歯周病原菌の数は増え、ある一定量以上になればまた、症状が出ます。

ですので、歯周病が治ったということは、歯周病原菌の数が少なくなったということになり、その状態を維持しつづけていることを治ったと表現することになります。

お口の中を常に清潔に保つ不断の努力によって、歯周病は治ります。



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歯磨きと心臓病

歯磨きを一日2回しない人は、心臓病になる確立が高くなるといった研究報告がされたそうです。


考えられている理由を順を追って説明します。

1、歯磨きを怠ると歯肉が荒れます。
2、そこから口の中の細菌が血液の中に入ります。
3、血管の中で細菌がある種のタンパク質を出します。
4、そのタンパク質によって血小板が固まっていきます。
5、結果、血管の中に血栓ができて心筋梗塞等の心臓病を起こします。

実際に血栓の中から口の中特有の細菌が検出されますので、口の中の細菌の数を増やさない努力は心臓病にならないために大事なことです。




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口臭と食べ物

口臭は、皆気になる物です。他の人と会う機会がある場合は特に気になるでしょう。


口臭の原因は、1、歯,歯肉、舌などの口の中から発生する場合と 2、胃、腸などの消化管の中から発生する場合とにわかれます。

どちらにしてもその対策をしなければいけないのですが、そのひとつが食べ物の選択です。

以下の食べ物がよいと言われています。

1、コリアンダー、ローズマリー
消臭効果と消化を助けます。
2、ハーブ、お茶
消化を助けます。
3、ヨーグルト
細菌が繁殖しにくい環境を作ります。
4、りんご、セロリ
繊維が豊富なので食べているときに唾液がたくさんでて、口の乾きを防ぎます。
5、ベリー類
ビタミンDは、細菌が生息しにくい環境をつくったり、歯肉の治癒能力を助けます。

これらの食事を試してみても効果が現れないときは、医療機関を受診してみてください。


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定期検診

当院で定期検診を始めて、もう13年になろうとしています。


患者さんにとって、始めは、あまり聞き慣れない言葉のようでしたが、今では、他の医院でもだいぶ普及しているようです。

長い期間のおつきあいになるといろいろな事実が見つかります。

ずっと変わらぬいい状態を続けている方

治療が必要になり、その後、安定している方

悪いなりには、安定していてそれ以上悪くならない方

etc...

このような事実の中には、学問的には、説明がつかない時があり、新しい発見もあります。患者が先生であるとは、このことでしょう。

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歯周病の原因

歯周病は、お口の中の歯周病原菌がある一定以上の量になると引き起こされる病気です。


なので歯周病にならないようにするには、病原菌が増えないように菌の栄養源を絶つことが大事です。つまり、歯磨きが大事です。

それでは、歯磨きをしない人は、歯周病になるのか、また、する人はならないのかというとそうともいえないのがこの病気の難しいところです。

皆様の周りにも、ほとんど歯磨きをしないのに歯の丈夫な人がいるかもしれませんし、いつも磨いているのに歯が悪い人もいるかもしれません。

現在の医学の研究は病気のなりやすさを調べているものが多いです。例えば、親が癌の場合、子供も癌なる可能性が高いのではと疑い、癌になる遺伝子を調べている研究があります。

同様に、最近、歯周病も生まれつきのなりやすさ、特定の遺伝子による関与を調べている研究が欧米では多々見受けられます。

もし、生まれつきのなりやすさを表す何かしらの決定的な遺伝子が見つかりそれを手軽に調べることができれば、もっと効率的な医療を提供することができるようになります。

単に歯磨きをしなさいというのではなく、なりやすいのだから歯磨きをしなければならないと科学的に伝えられるようになるのが本当の医療でしょう。



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歯周病の症状

全く,気づかないうちに進行して歯を失ってしまうのが歯周病のこわいところです。


痛みもなく、何かおかしいなと感じたときには、取り返しのつかないことになっていることが多く、大抵の患者さんは、そうなった時に歯科医院を受診します。

もし、今、以下のような症状があったら注意が必要です。

1、歯磨きをしても消えない口臭
2、赤く、腫れた歯肉
3、出血、痛み
4、噛んだ時に痛む
5、歯がゆれている
6、歯がしみる

こういった症状が感じられたら早急に歯科医院を受診して下さい。

どんな病気もそうですが、早期発見、治療が大事です。

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歯周病と口腔ガン

またまた、こわいトピックが報告されています。


歯周病と口腔ガンの関係が研究されていまして、歯周病原菌が感染したお口の中の粘膜を作る細胞は、いわゆるガンになる時と同じような状況になることが報告されています。

口腔ガンに関わらず、ガンになる因はいろいろと考えられていますが、その内の一つは、病原菌による感染であると考えられています。

歯周病は全身疾患との関連性が年々明らかにされています。

お早めの治療をお勧め致します。

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美容と歯周病

歯を守る理由は様々です。


まっさきに思いつく理由は、ちゃんと食べることができるためにでしょう。

次に思いつくのは、歯が悪くなる時に痛みがでますので痛い思いをしないためにでしょう。

たいていの方はこの二つ理由で歯を守る努力をしています。日本でもアメリカでも。

しかしながら、さらにもうひとつ大事な理由があります。それは美容です。

歯がなくなると(たとえ数本でも)、顔にしわが出て来てしまいます。顔の皮膚は歯や骨によってその外形を整えているからです。

そのような場合、いくら美容整形をしてもあまり効果は期待できないと云われています。

ですので、ボトックスよりフロスを大事にしてもらいたいです。

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チームアプローチ

ひとことに歯科治療といってもいろいろな治療があります。


虫歯の治療、入れ歯の治療、歯並びの治療、歯の根の治療、そして私の専門である歯ぐきの治療、インプラントの治療とその範囲は、日々広がっています。

実際に一般的な歯科医院を訪れる患者さんに必要な治療はどういったものかと考えると、虫歯の治療であったり、被せ物がとれたのを治す治療であったり、入れ歯の調整といったものです。そういった一般的な患者さんをその地域に根ざし、長いおつきあいで広い範囲の治療をおこなう歯科医をアメリカでは、一般歯科医GPと呼びます。

GPによって80%の患者さんの治療は可能であるといわれていますので一般的な歯科医院を訪れる大抵の患者さんは、GPによって対応されるべきでしょう。

ただ、非常に得意的な難症例などは、専門医によって治療されるべきでしょう。専門医は、一般歯科医と違って、自分の専門の治療を行うことでその知識と技術を成熟させます。

このように地域に根ざした一般歯科医と連携をとった専門医によるチームによって1人の患者さんを治療していく方法、チームアプローチが日本でも根ざしていくことを願いながら日々過ごしているうちに2年間が過ぎました。

年々、一般歯科医の先生方とのチームアプローチでの仕事は増えておりますので、ゆっくりではありますが、着実にこの考えが浸透しているのが感じられます。

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歯の再生

失ってしまった歯を再生することは、人類が遠い昔から望んできた夢です。


遥か昔には、亡くなってしまった方の歯を抜いて自分の歯肉に差し込んでいた方もいたようです。

その後、他の材料を使って制作した人工の歯を残っている歯にくくり付けたり、木を彫刻して入れ歯を作ったりして何とか歯を再生させたいとがんばっていたようです。

現在の歯科医療は、そうした発想からより発展したものです。また、最近、非常に普及しているインプラントは、それまで不可能だったことを可能にした画期的な治療法であるともいえます。

それでは、これからはどうなるでしょうか。

実験段階では、患者さんの歯そのものを再生することが可能であるといわれておりますが実際に臨床の場で用いることができるようになるにはほど遠いようです。

ただ、今後、いろいろな技術が進歩したら歯科医院に行って歯を再生してもらって埋め込むなんてことができるようになる日も来るのでしょう。

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歯肉が腫れる原因

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歯肉が腫れる原因は、たくさんありますが、患者さんを含めて歯科医の間でも、歯磨き不足、つまり歯磨きをしないからと決めつけられていることが多いように思われます。

もちろん歯磨きは、非常に大事ですし、歯磨きなしで治療が成功することはないのですが、歯磨きだけでは治療は上手くいきません。

例としてあげますが、写真は、歯肉が腫れて来院された方ですが、お話を進めて行くと内科の先生からお薬を出していただいていました。他の診査を進めて行った結果、このように歯肉が腫れている最大の原因はその薬であることが判明しました。

ですので、治療として、まづその内科の先生に連絡を取り、治療されている疾患の病名ならびにその程度と処方されているお薬の種類と量を確認させていただき、その後お薬の変更をお願いさせていただきました。

その後一般的な歯肉の治療を行い無事きれいに治りました。歯肉の治療を行うには、このようにいろいろな角度からその原因を探る必要があります。


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インプラントの種類

私たち、歯科医師は当然知っていることですが、患者さんは、知らないことの一つにインプラントの種類があります。

一口にインプラントといってもその種類は無数にあり、それぞれに利点と欠点があります。

なぜ、そんなに違いがあるのかというと、インプラントを製造しているメーカーは、多数あり、その会社会社で違うコンセプトを持っているということと、日々改良されていることによります。

たくさん種類がある中で、現在、世界的に普及しているインプラントは、その内の数社のものでそれらは、いろいろな角度から研究されているので信頼性が高いものといえます。

ですので、私たちは、患者さんが何を求めているかによって、または、その時の顎の状態などにより、最適なインプラントを選択する必要があります。

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歯周病と糖尿病1

糖尿病にかかっている患者さんは、日本、アメリカにおいてたくさんいらっしゃいます。


同じ生活習慣病である歯周病にかかっている患者さんの中には糖尿病にかかっている患者さんが比較的多いのでその関係がかねてから論じられいます。

糖尿病が歯周病を悪化させる原因の詳細は未だ不明ですが、糖尿病になると細菌感染を起こし易くなるため、体の治癒能力が低下するため、体の一部が炎症により破壊されるため等と考えられています。

この前、お話した糖尿病内科の先生は、今は、糖尿病に効果の高い新薬がでてきているとおっしゃっていました。

どちらも、早めに治療を行い健康でいられるとよいですね。

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患者さんへの啓蒙活動

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院内相互実習などで、まじまじと当院スタッフの口の中を見てみると、歯磨きの上手さに驚かされます。

 

歯科医ならびに歯科衛生士は、在学中にいかに歯が大事か、どうしたら歯を守ることができるのか、仮に歯を失った場合その後何が起きるのかを学びます。ですので、皆、自然に歯を一生懸命に磨くのでしょう。

 

それを考えると、歯科医療で一番大事なことは、世の中一般の人に私たちが受けるのと同等の衛生教育を与えることなのではないかと思います。

 

そういった啓蒙活動による効果は、最新の治療法をはるかにしのぐものになるでしょう。

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歯周病のこわさ

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歯周病を専門として仕事をしていると、様々な患者さんが、時には遠方よりお見えになります。当院では、診察をする前に患者さんがいままでにどういったいきさつがあって来院されたのかをかなり詳しくお聞きします。

その中で、気づかされたのは、患者さんが、まったく歯周病の進行に気づかずにかなり悪化した状態になって始めてお見えになることが多いことです。

もっと早くに治療を始めていたら、もっと前に適切な治療を受けていたならばと思うことが多々あります。(残念ながらずっといきつけの歯医者さんには通っていたのですがとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。)

歯周病の特徴の一つに初期段階では、痛みがないことがあげられますが、やはり早期に発見できていればその後の変化は、変わってきます。また、専門医による適切な治療を受けた場合とそうでない場合とでは、その成功率も大きく変わってきます。

写真は、一見全く問題ないように見えますが、重度歯周病の患者さんです。早期発見、治療を行い、歯を長持ちしていただきたいものです。




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院内LAN

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先日、診療機器を一新したのに伴い、院内のIT化(デジタル化)を進めております。
結果として、何台ものコンピューターを設置して、それぞれを繋げる作業がありました。(LANの構築というそうです。)

始めに、設置をしてくださった業者の方がこの作業を行いましたが、何時間も孤軍奮闘しておりましたがうまくいかなくて、もっとコンピューターに詳しい方を呼んでくるといってその場は、終了しました。

その後、私もインターネットを見ながら、試みたのですが、そこは、異次元空間にいるみたいで、IPアドレス、TCP、共有化 などなどまったく歯が立たない領域でした。

後日、専門の方がいらっしゃって、作業を始めたら、もちろん、あっという間に終わってしまいまして、感心していました。

何事もそうかもしれませんが、やはり専門というのは、大事で、餅は餅屋にまかせた方がいいのでしょう。

私は、歯周病、インプラント専門医として自身の専門で世に貢献したいと思います。







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歯周病と全身疾患2

アメリカ疾患予防管理センターの報告で、死因になった全身疾患の上位10位は、以下のようになっております。


1、心臓病
2、ガン
3、脳血管疾患
4、慢性下気道疾患
5、事故
6、糖尿病
7、アルツハイマー病
8、インフルエンザ
9、腎炎
10、肺炎

このうち、1、心臓病 3、脳血管疾患 6、糖尿病 7、アルツハイマー病 の4つの疾患が歯周病との関連性があるといわれています。

たかが歯ぐきの病気と思わずに、しっかりと治療、予防をすることをおすすめいたします。

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お母さんの歯の治療

お母さんの虫歯菌が子供にうつってしますことは、最近よく耳にすることがある話だと思います。


歯周病菌も、同じなようで、胎盤を通過して胎児にうつることさえあるとの報告もあります。

また、歯周病を患った妊婦さんは、早産を起こす可能性が高いともいわれています。

ということなので、お母さんの歯の治療は、とても大事なようです。

日本では、お母さんがこどもに関するいろいろな責任を負わせられることが多くて大変かと思いますが、最終的には、ご自身のためにもなることですので、アメリカのように、年に2回は、歯科医に足を運ぶことをお勧め致します。

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歯周病と全身疾患

歯周病と全身疾患との関係が注目されています。


歯周病は、歯の表面に歯周病原菌が繁殖して毒を作り、その周りの歯肉や歯を支える骨に炎症を起こして発症します。

この毒は、血管中に入り全身をめぐり他の病気を起こす可能性が指摘されています。歯周病患者の血管は、より厚く固くなっていること(いわゆる動脈硬化症)が報告されています。

たかが歯ぐきの病気と思われがちですがその影響が全身にまでおよぶ可能性があるので注意が必要です。

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歯の保存の弊害

前 DSC_0035.JPG       後 DSC_0043.JPG


歯の保存は、患者様が常に切望することなのは、理解しております。その上で常に治療を進めていくのですが、困ってしまうこともあります。

写真は、他の歯の虫歯の治療でお見えになった患者様のものですが、検査の結果この歯は、重度歯周病であることが判明しました。

保存することが難しいことをご説明して抜歯をさせていただきましたが歯の根の先まで黒く汚れているのがわかります。

この黒い部分には、たくさんの歯周病原菌が住んでいて、口の中だけでなく体中に病原菌が放出されていました。

つまり、治療によって、歯を病原菌が住み着かないような状態にすることが可能ならば保存が出来ますが、それが不可能な場合、体全体の健康も考慮すると残念ながら抜歯が最前の治療になる場合もあります。

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歯周病とHIV

 HIV感染症は、感染した後、一定期間の潜伏期間を経てから症状(エイズ)を表します。


最近の研究では、歯周病原菌による刺激によってHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が再活性化されることが報告されました。

心血管系疾患と同様に、歯周病原菌の影響が全身に及ぶ可能性を示すものです。

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歯周病と前立腺炎

 現在、アメリカ歯周病学会は、歯周病と全身疾患との関わりを重要視していますが最近、歯周病と前立腺炎との関連を指摘している論文が発表されました。


 前立腺炎の治療を行った患者様から前立腺炎の度合いをしめすPSA値の測定と同時に歯周病の検査を行ったところ、PSA値が特に高い方は、歯周病を患っている方が多いことがわかりました。

 つまり、歯周病は前立腺炎を悪化させる可能性があるということで、今後の研究、発表に注目していきたいものです。

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たばこの弊害

 先日、他院からご紹介されたインプラント治療希望の患者様の診察をしました。比較的若い方で入れ歯になるのは絶対嫌というのが治療の動機でした。


 診察の結果、特に問題はなかったのですがひとつだけ気になったのがタバコを吸われるということでした。

 通常の治療ならばそれなりの対応ができるのですが、必要な治療がサイナスリフト、GBRといった難度の高い手術だったので手術前に禁煙をしていただけるようにお願いをしました。

 タバコの弊害は、いろいろありますが、歯周病専門医という視点からみると二つの問題があげられます。

 ひとつは、歯周病が悪化することで、吸わない方と比べると歯を失う方が顕著に増加します。

 ふたつめは、治療の効果が減少することで、治療後の治りが悪くなることが多いです。

 患者様に禁煙をお願いしたところ、ご本人も禁煙をするきっかけを探していたとのことなのでこの機会に歯だけでなく体全体も健康になっていただくことを切望しております。

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歯磨きと出血

歯磨きをすると必ず出血する。歯ブラシに血が付く。こういったことが頻繁に起こる場合は、歯周病の検査をおすすめします。



歯周病は、専門的には、歯周炎といい、歯周(歯肉や歯を支えている骨)に炎症が起きていることを表します。

炎症とは、ひどく体をぶつけたときなどにおきる、腫れたり、赤くなったり、痛くなるといった反応です。

歯肉にこの炎症がおきると、すこし刺激が加わっただけ(歯ブラシを当てただけ)でも出血してしまいます。

毎日、お風呂で髪を洗うときに指先が血まみれになったら、誰だって何かおかしいと思います。

ですので、歯磨き時の出血を自覚した場合、歯周病治療に精通した歯科医によって詳しくみてもらうことをお勧めします。


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歯周病と心血管疾患(心臓発作、心筋、脳梗塞)

 昨年以来、アメリカ歯周病学会は、歯周病と全身疾患の関係に焦点を当てた取り組みをしています。


 特に、心血管疾患(例えば、心臓発作、脳、心筋梗塞、動脈硬化)との関連性をアメリカ心臓病学会と共同で示唆するなどの活動をしています。


 実際に歯周病を治療を行うと体の炎症を表す血液中のマーカーが減少します。また、歯周病でいながら治療をしない人は、心血管疾患になる確率が高いと言われています。


 ところで、心血管疾患を防止するには、タバコを吸わない、肥満にならない、塩分を避け野菜を食べる等が効果があるとWHOのホームページにあります。 


 ですので、食べ過ぎない、飲み過ぎない、運動をするといった防止策に加えて、歯周病の予防、治療をするのも健康で長生きするためには、大事なことです。

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歯ぎしり

夜寝ているうちに歯と歯を擦り合わせるのが歯ぎしりです。歯ぎしりがうるさくて夜寝れなかったという話は良く聞く話のひとつです。


夜間に強力な力で歯やインプラントをゆすぶるこの悪い癖は、歯周病、インプラント専門医にとって重要な診査項目になります。

歯の噛み合わせの面がすり減って平たくなっている方は、歯ぎしりをしている可能性が高いのですが、実際に患者様に聞いてみると自覚がない方がほとんどです。本人は寝ているのですから当たり前ですが。

というわけで疑わしい方には、治療をすすめるのですが、一般的なのは、ナイトガードです。

ナイトガードは、夜間就寝中に歯にはめるもので、装着により歯ぎしり自体の抑制、または、歯ぎしりによっておこる歯のゆさぶられや歯の破折を防止します。


歯の安静を損なう歯ぎしりをうまくコントロールしながら健康を保っていきましょう。

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生活習慣病

 生活習慣病とは、毎日の良くない生活習慣の積み重なりによって引き起こされる病気のことです。高血圧、糖尿病、脳卒中、心臓病などの病気は生活習慣病といわれています。 


 歯周病も生活習慣病の一つですが、歯周病でいう良くない生活習慣とは、何なのでしょうか。

 真っ先に思いつくのが、歯磨きをしない習慣でしょう。歯周病は、病原菌によって引き起こされるのですから。

 次に、喫煙が挙げられます。喫煙習慣が歯周病を悪化させる大きな理由になっているからです。

 また、飲酒、ストレスなども歯周病を悪化させる理由になっています。

 総じていえば、いわゆる生活習慣病といわれる病気になっている方は歯周病を併発する確率が高いことを考えると、歯周病は、全身との関わりに深く関係する病気であることがわかります。

 歯も体の内ですので健康な方は、歯も健康であり、健康でなくなると、歯も健康でなくなるのかもしれません。 

 

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小帯付着位置異常

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歯周病を悪化させる原因の一つとして小帯付着位置異常があります。簡単にいえば、頬につながっているヒダが歯肉にも直接つながっている状態です。歯ブラシを当てるのが困難になったり、頬が動いた時に歯肉が歯の表面からはがれるように引っ張られるために歯周病を悪化させる要因の一つになります。

写真をみると、ヒダが歯の根元、中央部に付着しているのがわかります。そのため歯ブラシを歯の根元に当てるが難しく、歯肉に炎症が起こっています。治療は、ヒダそのものをなくしたり、付着している部分をずらす等があります。

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マウスリンス(うがい薬)

 現在、様々な種類のマウスリンス、うがい薬が市販されています。マウスリンスの効果はその中に含まれている薬剤の成分によって多種多様であります。


 一般的には、口臭予防のために用いられていますが、中には歯周病予防のために用いられるものもあります。

 歯周病予防のために用いられているものの成分をみると、歯周病菌を殺菌するものと歯肉の炎症を抑えるものとに大別できます。

 それでは、その効果は、どの程度でしょうか? 文献を調べてみると、一時的に、使用した瞬間は、細菌の数は減少するのですが、絶えず細菌が増殖する環境にある場合は、すぐにもと通りの細菌の数に戻ってしまっています。

 つまり、マウスリンスやうがい薬の歯周病への効果は、それほど高くないので、やはり根本的な専門的治療が必要だといえます。

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CT

 現在、歯科用CT検査がインプラント治療の普及にともない増加しております。「CTを撮らないとインプラント治療はできない。」とおっしゃる先生方もいらっしゃいます。それでは、なぜCTが必要なのでしょうか?


 CTを撮影する最大の目的は、今ある骨の量を立体的に確かめることです。インプラントを埋入するために十分な量の骨があるかや埋入するためにはどれぐらいの量の骨が必要なのかを調べるために行います。

 CT撮影の有用性に異論はありませんし、私も必要な場合は、CT撮影を行います。しかしながら、すべてのケース(例えば明らかに骨がある場合等)にCTを撮影するのは、いかがでしょうか? 

 いわゆる検査というものは、必要と考えられる時に最小限行うことが推奨されています。かぜを引いて内科を受診したときに、原因を調べる為にCT、MRI、内視鏡検査といったありとあらゆる検査を行うことは肯定されるべきではありません。患者様と対峙し、どういった検査が最低限必要かを判断することも重要な医師の能力であるといえます。

 

 

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歯肉の様々

患者様を診察していると患者様によっていろいろな歯肉があるのが分かります。


歯周病専門医は、歯肉を見るとき、1、色 2、形 3、きめの細かさ 4、硬さ 等の違いに注目をします。

一口に歯肉、歯ぐきといっても患者様によって多種多様ですので、その違いによって、治療法の選択をしていきます

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歯周病治療の目的

 多くの患者様が、治療開始前に「先生、できるだけ抜かないで下さい。」とおっしゃいます。自分の歯をできるだけ持たせる、使い続けたいという欲求は人類共通の願いでしょうから、もし、私が患者になったら同じことを思うでしょう。

 
 歯周病専門医は、文字通り,歯周病治療のスペシャリストです。それでは、歯周病治療とはどういうことなのでしょうか。一般的には、歯肉や歯を支える骨を歯周組織といいますが、そこに起きる病気を治療し、結果として歯を長持ちさせるための治療だといえますが、単にそれだけではありません。
 
 つまり、歯の保存は、あくまで治療結果の一つであり、他に得ることができる結果は、まだたくさんあります。例は、口臭がなくなる、変な味がしなくなる、頻繁に生じていた痛みがなくなる等が挙げられます。さらには、心筋梗塞、糖尿病などの他の全身疾患になりにくくなることもあるので、歯周病治療は、単に歯肉を直しているわけではないことがおわかりになると思います。
 
 歯周病は、国民病といえるぐらい一般的な病気ですが、その治療の必要性をもっと世の中に理解していただきたいものです。
 

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抗凝固薬

 お年を召された患者様は、歯以外にも様々な病気を患っています。時に脳梗塞、心筋梗塞などの病気にかかっている方は、かなり多いと思います。


 こういった病気の場合、血栓の防止のため、抗凝固薬(いわゆる血をさらさらにする薬)を服用し、再発を防ぎます。血液の凝固因子に働くものと血小板の凝集に働くものなどがあります。

 しかしながら、患者様が抜歯などの血が出る治療が必要な場合、この薬を飲んでいると治療後、血が止まらないといった問題が生じることがあります。

 対応策としては、しばらく休薬をするとか血液凝固のための処置を行いながら治療をするなどが挙げられますが、いたずらに休薬をせずに、まずは、処方されている先生と現状を相談した上で治療をすすめていきます。

 患者様の血液凝固の状態は、PT、INRといった数値で表されますので、この値によっては、休薬を特にしないでも抜歯等の処置をすることができますので、こういった薬を飲んでいらっしゃる方は、必ずお伝えください。

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個人の歯科医の限界

 私のブログは多くの歯科医師の方が読まれているそうなので今日は、歯科医師の方向けに書くことにします。

 最近の歯科雑誌を見て驚くことがあります。それは、以前では、ごく一部の先生によって行われていた専門的治療を一般の先生でもやらなければならないと扇動するような記事や特集が多いことです。
 医療技術が日進月歩で進化している以上その変化に合わせて歯科医師自身がレベルアップしなければいけないのは当然ですが、そういった高度な医療技術をマスターすることが実際に可能なのでしょうか。
 例えば、やり方(英語では、cooking recipe と言われます)を覚え、まねすることは、可能だと思いますが、私は、高度な治療を成功させる一番大事なことは、やり方ではなく、その治療がその患者様に適しているのかどうかを的確に診査、診断することだと考えています。そしてそれには、あたかも、料理本どおりに調理をしても高級レストランの味を出すのは難しいように在る程度の経験が必要になります。
 フランス料理、中華料理、日本料理のすべての分野で卓越した料理人になることと同じようなハードルを今の歯科医師は、超えなければならないのだとしたら、そのために必要な経験を得る為には、一体何年の月日が必要になるでしょうか。
 ひとりの人間ができることには、限界がありますので、必要ならば複数の人がお互いに得意な能力を発揮し、困難を克服することが最良の策であります。そういった考えが歯科の分野でももっと普及してもよいのではないでしょうか。
 
 
 

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患者様

 患者様とのお付き合いは、年月を重ねる度に長くなります。私は、歯科医師として患者様と接しておりますのでその患者様の人生の中での、歯科治療が必要になったたった一瞬を共に過ごすことができます。

 患者様の中には、いつも笑顔でお話をして下さる方がいます。でも聞けばいろいろなつらいことや不快なことを抱えていらっしゃることもあります。そのような時、こうゆう風に振る舞えれるようになりたいなと思ってしまいます。
 人間としてすてきな患者様は、たくさんいらっしゃいますので人として見習いたいものです。

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定期検診

当医院でも定期検診を患者様におすすめしています。検診を受ける患者様は、いろいろと分かれてまして、全く悪いところがなくて予防のためにいらっしゃる方、治療が終了して再発防止のためにいらっしゃる方、完治が難しいので少しでも病気の進行速度を抑えるためにいらっしゃる方等様々です。ですので検診時のチェックポイント、対応も患者様ごとに変え、最も必要かつ効果的な対応を患者様に提供できるようにと考えております。


毎日、そういった検診の患者様を診察しますが、患者様の中には、10年近い長い期間検診をしている方がいらっしゃいます。そして、その来院の度ごとの変化には、いつも驚かされます。もちろん、歯肉の状況の変化を主に見るのですが、お話をする時の表情の変化、来院された時の姿勢、歩き方まで本当にいろいろなことがその時その時に変わっているのが分かります。そういったいろいろな変化とお口の変化を照らし合わせるとやはり、元気で明るい時は、歯、歯肉の状態がいい時が多いようで、病は気からといわれているのが理解できます。


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お酒と歯周病

 毎年、年末のこの時期は、酒量が増えるものですがお酒は、歯周病と関係があるのでしょうか。 


 統計学的には、お酒を飲む人は、飲まない人と比べて歯周病のなりやすいという研究があります。それでは、なぜなりやすいのでしょうか。

 まず、細菌学的に見ると、歯周病菌は一般にタンパク質が好きな菌なので、例えば虫歯菌のように糖分が好きな菌なら、お酒を飲むことで菌が活性化するのですが、そうでもないようです。

 次に、免疫学的に見ると、飲酒による肝機能の悪化による免疫機能の低下は、もちろん歯周病の悪化に関係すると言えますが、そこまで肝機能が低下している人は、すくないでしょう。

 ということを考えると月並みですが、酔っぱらって歯磨きをしなくなることやつまみを食べ続けることなどが影響しているのでしょうか。歯磨きを怠らずに忘年会を楽しんでください。

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病気になる人とならない人

 世の中には、病気になりやすい人となりにくい人がいるのは、皆様ご存知の通りでございますが、その理由はなぜでしょうか。例として、かぜを挙げて考えてみることにします。

 先ず、総じて子供の方が大人より風邪を引き易いようなので、子供であること(年齢)が関係するのでしょうか。

 次に、風邪は、ウイルスにより引き起こされる感染症ですので、ウイルスがたくさんいるところにいること(病原菌)が関係するのでしょうか。

 さらには、上記に当てはまらない人は、どうでしょうか。いわゆる風邪をひきやすい人ですが、そういった方は、体質(免疫)に問題があるともいわれていますし、寒かったり、疲れたりするとさらに風邪を引き易くなるともいわれています。(後天的因子)
 
 風邪のことは、専門外のことなので、詳しくは、わかりませんが、この話は、歯周病の発生と近似しています。

 細菌(プラーク)による免疫応答は、先天的因子(人種等)、後天的因子(タバコ等)によって増悪され、症状が発生します。しかしながら、風邪と同じように、歯周病は、なりやすい人となりにくい人が存在します。その違いを、かっては、歯磨をしないから(細菌の問題)と単純に決めつけていたのですが、今のアメリカ歯周病学会は、免疫応答の違いによることが多いと捉え、将来的には、免疫療法の適用を視野にいれています。

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正しい知識の伝達

 アメリカの新聞紙ニューヨークタイムズの健康欄に歯科治療の記事があります。内容は、その原稿を書いた記者が実際に体験したことに基づいていて、歯を治さなければならなくなった理由から始まり、実際に歯科医院に行って体験したこと、そしてどうやって適切な医院を見つけるのかまで、詳述しています。プロの目から見ても非常によく考察されていて、歯科知識のない他の読者へのメッセージとしては、偏見もなく良く出来ています。


 たまに日本の新聞紙にも同様に歯科治療に関しての記事が掲載されます。しかしながら、こちらは、残念ながら、ある特定の歯科医師によってのみ推奨されている治療法が、何の検証もなく、掲載されていることがあります。場合によっては、科学的に効果の実証されていない民間療法まがいの治療法が大新聞紙面に掲載されることもありました。 

 前述のアメリカでの記事の中では、一般的にインプラント治療は、歯周病専門医によってなされるべきであると記載されています。すべての歯をクリーニングしてきれいな状態にしてからインプラント治療するのがよいと記載されているのも特筆すべきことです。また、学会によって認められた歯科医師による施術を推奨しているのも興味深いです。

 このように公式な学会としての意見を記事に反映していることは、歯科知識のない一般読者へのメッセージとしては、公正であるといえるでしょう。

 ご興味の在る方は、この記事をクリックしてください。
 

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歯周病と歯の形

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歯周病は、歯周病原菌による感染症です。ですので、病原菌を取り除けば、治るのですが、そう簡単にいくものではないのが現実です。歯ブラシがあたらない場所があることや薬液消毒の効果は、ごく短期間であること、また、抗生物質が効きにくいことなどによります。
この症例は、歯の形により、歯周病が悪化しているケースです。真ん中の歯に溝があるのがわかりますが、これは、Palato-gingival groove 口蓋ー歯肉溝という、生まれながら歯に形成された溝です。この溝に沿って歯周病原菌が生着し歯周病が発生します。問題は、この溝がかなり深くまで続くことです。写真を見ると歯肉の中深くまで、溝が続いているのがわかります。治療は、溝がなくなるようにバーを使って平坦化してしまうことによって行います。
こういった状況は、患者様がいくら歯磨きをがんばっても進行を抑制することはできないので歯科医による適切な診査、診断が必要になります。





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基礎研究と臨床

 今月初めに台湾歯周病学会に参加した時に恩師のタフツ大学の先生から、留学中に私が手がけた研究のデータをいただきました。私が卒業して一年以上たって、やっとデータの解析が終わったそうで、このデータを使って論文を仕上げるようにとの宿題をもらいました。

 といっても、私は、臨床医ですので、組織学標本を扱うこの研究を終わらせるためには、基礎研究に精通している先生のアドヴァイスが必要になります。幸いこの分野でご活躍されている方からのご厚意でご助言を頂戴することができるとのこと、さっそっく連休を利用してかの地へ赴きました。
 その方は、非常に研究熱心なうえに、温情の厚い方で私のために連休中にも関わらずお時間を割いて下さいました。大変有意義な時間を過ごすことができ、非常に感謝しております。
 基礎研究に真摯に取り組まれていらっしゃる先生方ととお話をすると学問としての歯科医学の深さを実感いたします。基礎研究を地道に行う方がいるからこそ、医学は、進歩し、その恩恵を臨床医そして患者様が享受することができるようになるのですから。そして、その純粋な飽くなき追求心を見習いたいものです。

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歯周病と歯の固定

 歯周病は、歯を支えている骨や歯肉が炎症によって失われた結果として、歯肉が下がり、ぐらぐらしてきて、最終的には、歯が抜けるようになってしまいます。ですので、患者様が感じる症状の代表的なものとしては、歯がぐらぐらすることです。こういった歯がぐらぐらする症状を抑える方法が歯の固定つまり、隣の歯同士を繋げる方法です。


 この歯の固定がもたらす効果に関しては、さまざまな意見がありますが、一般的にその効果は、かなり限局的なもののようで、固定がもたらす効果は、患者様の一時的な満足であるといった意見がアメリカ歯周病専門医の間ではあります。つまり固定をしても歯が汚れていれば歯周病は進行しますし、その逆もしかりです。

 実際に多くの患者様の歯がいろいろな方法で隣同士連結されています。そして、患者様は、自覚症状もないのですが、レントゲン写真を見ると、強い炎症のため、非常に大量の骨がなくなっていることがあります。固定による発見の遅れが結果として悪い方向に働いています。
 
 ですので、歯周病の治療を行う上で大事なことは、歯をきれいに保つ、炎症のコントロールであり、その場しのぎの歯の固定がもたらす一時的な満足感よりもその後に起きるデメリット、例えば病気の進行の発見の遅れ、固定することによる虫歯の発生、を考えると歯の固定は、慎重におこなう必要があるといえます。

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無痛治療

 先日、様々な全身疾患を患った御高齢の患者様のインプラント治療を行いました。術中の全身状態の管理と患者様が感じる不安や痛みを軽減するため、麻酔科の先生を当院にお呼びして、静脈内鎮静法を併用して行いました。後日、患者様に尋ねたところ、半分寝ているような感じであっという間に治療が終了したとおっしゃっていました。もちろん痛みは、まったく感じなかったので非常に楽だったともおっしゃっていました。


 歯科治療は、怖くて嫌なものと一般の方に認識されています。歯科治療を行う側としても、残念ですが、それは、在る程度理解できます。例えば、痛くない治療を行うためにする麻酔の注射を好きな方はいませんし、治療後に生じる体の反応(腫れなどの一過性の不快感)は、正常に治癒するためには、必要不可欠なものだからです。

 そういったことを考えると、本当に文字通りの"無痛治療"は、世の中には存在しません。ただし、医療技術の進歩に伴い、限りなく無痛に近づけることは、可能になっています。ですので治療中、治療後を通じて、生体の持つ治癒能力を阻害しないようにしながら、患者様の不快感を可能な限り軽減することで、可能な限り無痛治療を行うことを心がけています。

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歯周病と歯磨き

 歯周病は、歯周病原菌による感染症です。歯周病原菌そのものさらには、歯周病原菌の繁殖を促す栄養源(食事の後の食べかす)をブラシを使って取り去ることが歯周病の治療や予防には大切になります。

 実際の歯周病治療にあたる場合、そういった患者様は、歯が露出している部分が多いので健常者の方よりも手間がかかる傾向がありますので患者様の強い意志が治療結果を左右することがあるのがこの病気の特徴です。
 患者様としては、何とか良くなろうと痛切な思いをお持ちなので、患者様からのご質問でよくあるのが、一日何回磨けばよいのかですが、Lang の実験的歯肉炎の研究からわかるように完全に歯を磨くことができれば、2日に一回でも歯肉の炎症をコントロールできるようです。ただし、それだけ完璧に歯を磨くことができる方は、かなり限られた方だけなので、やはり食後の後の、簡単に食べかすを取り去ることができる内にするのが理想といえるのでしょう。

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歯の保存と患者様の期待

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 歯周病治療として歯根分割術を行ったが7年後に抜歯となりインプラントを行った治療例です。
 長いお付き合いをしていただいている患者様です。歯磨きも一生懸命にやっていただけるし、定期検診にも必ず来ていただける非常に真面目で歯を保存すること意思の強い方です。
 9年前に左上6番に重度歯周病、根分岐部病変に罹患したので、患者様の思いに何とか答えたいと考え、非常に状況の悪い歯でしたが、歯周外科、歯根分割を行い何とか保存を試みました。(写真左上) その後、経過を観察しましたが、2年前にどうしても保存することが不可能になり残念ながら抜歯となりました。(写真右上) その後の治療としてインプラント治療を行い現在良好に経過観察中です。(写真左下)
 この方の治療歴を考えて見たとき、歯周病治療の難しさを痛感しました。患者様の意思を尊重するのは、医療従事者として当然のことですが、かなり状況の難しい歯を残した結果として7年後に抜歯になってしまいました。7年という年月が短いのか長いのかは、患者様によって感じ方が違います。もし、7年しか持たなかったと患者様が感じられるならば、9年前に抜歯をして他の治療オプションを選んだ方が良かったのかもしれません。7年も持ったのだからよかったと感じられるのであれば間違った選択ではなかったということになるでしょう。
 歯周病の治療だけではなく、医療というものは、その目的によって数々の治療法が存在します。そして様々な治療法は、長所と短所があり、その状況に合わせて適切に選択されなければなりません。
 ですから、患者様と医師との十分なコミュニケーションにより患者様のご要望に沿いつつ医学的にも満足のできる治療方法を選択していくことが医師の務めではないか、と感じています。
 

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インプラントと角化歯肉

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 2次オペ時に、根先側移動術によって角化歯肉をインプラントの周りに形成した症例です。術前写真左のMGJの位置が根先側に移動しているのが術後写真右より御理解していただけると思います。
 角化歯肉の有無に関しては、諸説が論じられていますが、最近の研究論文の結果の傾向としては、歯肉の炎症には関係があるが、その下の骨の炎症(吸収)にはあまり関与しないという意見が多く見られます。つまり、角化歯肉を作ってもインプラント周囲炎を防止することはできなそうです。
 天然歯を見たとき、例えば、上顎前歯、小臼歯部などの角化歯肉がたくさん存在するところは、アタッチメントロス、歯周炎が少ないかと問われれば、そのようなことはありませんし、歯の生存率に関する論文を読むと、上下顎犬歯を抜かすと一般的に角化歯肉が少ない下顎の小臼歯の残存率が高いことを考えると数々の角化歯肉に関する論文が結論付けているように角化歯肉の存在の価値は、絶対的なものではないようです。
 臨床的にみると、角化歯肉がインプラント周囲にあると歯肉の位置が下がりますのでメインテナンスがしやすい環境になります。頬側面と隣接面の歯肉の位置が違う天然歯よりそのメインテナンスのし易さに関しては,影響が強いように感じられます。
 今のところ、角化歯肉は、あった方がより良いがなくても大きなトラブルはないというのが結論のようです。

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侵襲性歯周炎 Aggressive Periodontitis

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歯周病には、いろいろな種類がありますが、その内の一つが侵襲性歯周炎です。
写真は、その例で25歳と若いのですが、既に右上の7番は、抜け落ちてしまっています。
外見からは、分かりませんが、臼歯を中心に中、重度の骨欠損が存在し、動揺しています。
細菌検査を行ったところ、Aa (Actinobacillus Actinomycetemcomitans)が優位に検出されました。
侵襲性歯周炎の怖いところは、急速に歯が無くなっていくので、専門的な治療を即刻始めなければならないことです。30−40代の方にも存在しますので、一般的な歯周病治療をしても改善が見られない場合は、専門医の受診をお勧めします。

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エムドゲインと非外科処置

 アメリカ歯周病学会誌の2009年9月号に非外科処置(SCとSRPのみ)を行った後にエムドゲインをポケットに注入すると歯周組織が再生したという論文がありました。

 対照群がなくケースレポートであることから、論文の学術的な信憑性レベルは高くはありませんが、その可能性に目を向けると興味がありました。
 根面や軟組織のデブライドメンドの精度が再生療法の鍵になるので、現在の外科的術式がゴールドスタンダードなのは、異論がないのですが、もし、フラップを開けることなく治療が完了することができれば患者様のメリットは、大きいでしょう。
 このように、術者にとっても、患者様にとっても受け入れ易い治療法を確立していくことが大事なのは、重々承知しておりますが、それと同時に安易な方法に検証なしに流れていってしまうのは、慎まなければならないでしょう。それが医療従事者としての責任ではないでしょうか。

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Science and Art

 あまり耳慣れない言葉ではありますが、アメリカでは、歯科医学は、Science とArtであると言われています。また歯科だけでなく、医学もこのように表現されています。


 一般的な日本語訳にしてしまうと科学と芸術になるのでその解釈を間違って捉えてしまいます。ここでいうScience は、自然界に存在する現象を不変的なものと考えその仕組みを理解するという意味で、いわゆる研究や学問などを表しています。ですので医学は、Scienceであると捉えるのは、容易に理解していただけます。

 それでは、なぜScience and Artなのでしょうか。ここで使われているArtは、絵画や彫刻などの芸術を意味するのではなく、もっと根源的な意味として使われています。 つまり、多様性がある現象に対処するためにヒトが創造する行為、技術をArtと呼んでいます。

 具体的にいえば、Science(学問)として、歯周病の原因を研究したり、各種治療法の優劣を学ぶことと同じぐらい、Artとして、実際の患者様に向き合い、その患者様が個別に持つ問題点を臨機応変に解決していくことが大事であるということです。

 歯科医師は、科学者であると同時に治療者ですので、このScience と Art のバランスを常に保っていきたいものです。

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