院長ブログ

歯周病の患者様の治療をはじめ、院長の清水が日々行っている診療内容の水準を理解していただくための情報開示の場

重度歯周病(難症例への対応)

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重度歯周病の治療例です。患者様は、歯肉の腫れを気にして来院されました。診査、診断の結果、治療は、非常に難しいことが判明しました。

まず、すでに大量の歯を支えている骨を失っていることが判明しました。そして、糖尿病という歯周病を悪化させる病気にかかっていました。

さらに、長年に渡る喫煙習慣がある、夜間に歯ぎしりをすること等が判明する等歯周病治療を行う上で不利な条件下に置かれていました。

こういった場合の対応としては、ひとつづつ、治療に不利な因子を除外することが治療の成功の鍵になりますので、まずは、患者様にお願いして、内科への通院、タバコをやめていただく、夜寝る前に歯ぎしりを防止する装置入れていただくといった指示をさせていただきました。

そして、その後は、患者様ひとりひとりに合った治療目標を設定し、治療をスタートします。

写真の治療例は、残念ながら数本の歯を保存不可能として抜歯させていただきましたが、患者様も定期的に来院していただいておりますので、残りの歯は、現在でも残っています。

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歯磨きと出血

歯磨きをすると必ず出血する。歯ブラシに血が付く。こういったことが頻繁に起こる場合は、歯周病の検査をおすすめします。



歯周病は、専門的には、歯周炎といい、歯周(歯肉や歯を支えている骨)に炎症が起きていることを表します。

炎症とは、ひどく体をぶつけたときなどにおきる、腫れたり、赤くなったり、痛くなるといった反応です。

歯肉にこの炎症がおきると、すこし刺激が加わっただけ(歯ブラシを当てただけ)でも出血してしまいます。

毎日、お風呂で髪を洗うときに指先が血まみれになったら、誰だって何かおかしいと思います。

ですので、歯磨き時の出血を自覚した場合、歯周病治療に精通した歯科医によって詳しくみてもらうことをお勧めします。


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歯周病と心血管疾患(心臓発作、心筋、脳梗塞)

 昨年以来、アメリカ歯周病学会は、歯周病と全身疾患の関係に焦点を当てた取り組みをしています。


 特に、心血管疾患(例えば、心臓発作、脳、心筋梗塞、動脈硬化)との関連性をアメリカ心臓病学会と共同で示唆するなどの活動をしています。


 実際に歯周病を治療を行うと体の炎症を表す血液中のマーカーが減少します。また、歯周病でいながら治療をしない人は、心血管疾患になる確率が高いと言われています。


 ところで、心血管疾患を防止するには、タバコを吸わない、肥満にならない、塩分を避け野菜を食べる等が効果があるとWHOのホームページにあります。 


 ですので、食べ過ぎない、飲み過ぎない、運動をするといった防止策に加えて、歯周病の予防、治療をするのも健康で長生きするためには、大事なことです。

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歯ぎしり

夜寝ているうちに歯と歯を擦り合わせるのが歯ぎしりです。歯ぎしりがうるさくて夜寝れなかったという話は良く聞く話のひとつです。


夜間に強力な力で歯やインプラントをゆすぶるこの悪い癖は、歯周病、インプラント専門医にとって重要な診査項目になります。

歯の噛み合わせの面がすり減って平たくなっている方は、歯ぎしりをしている可能性が高いのですが、実際に患者様に聞いてみると自覚がない方がほとんどです。本人は寝ているのですから当たり前ですが。

というわけで疑わしい方には、治療をすすめるのですが、一般的なのは、ナイトガードです。

ナイトガードは、夜間就寝中に歯にはめるもので、装着により歯ぎしり自体の抑制、または、歯ぎしりによっておこる歯のゆさぶられや歯の破折を防止します。


歯の安静を損なう歯ぎしりをうまくコントロールしながら健康を保っていきましょう。

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歯肉の腫れー軽度歯周病

 前 shinikuen 1.jpg  後 shinikuen 2.jpg


軽度歯周病の治療例です。歯肉の腫れ、出血を気にして来院されました。治療前の写真を見ると歯肉がブヨブヨと腫れていて、色も赤紫で触るとすぐに出血します。歯のまわりには歯石がついています。

患者様には、奥歯等の他の歯,歯肉の状態も含めて、現在の状況と治療方法についてお話をしました。

このような状態ならば、患者様ご自身での歯磨きの徹底と歯科衛生士による歯石だけで約1−2週間で治療後の写真のようになります。

歯肉の色がピンクになり、引き締まっているのが分かります。もちろん出血もありません。

このように軽度であれば、ごく短期間でいい治療結果が得られるので早め早めの治療が大切です。

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生活習慣病

 生活習慣病とは、毎日の良くない生活習慣の積み重なりによって引き起こされる病気のことです。高血圧、糖尿病、脳卒中、心臓病などの病気は生活習慣病といわれています。 


 歯周病も生活習慣病の一つですが、歯周病でいう良くない生活習慣とは、何なのでしょうか。

 真っ先に思いつくのが、歯磨きをしない習慣でしょう。歯周病は、病原菌によって引き起こされるのですから。

 次に、喫煙が挙げられます。喫煙習慣が歯周病を悪化させる大きな理由になっているからです。

 また、飲酒、ストレスなども歯周病を悪化させる理由になっています。

 総じていえば、いわゆる生活習慣病といわれる病気になっている方は歯周病を併発する確率が高いことを考えると、歯周病は、全身との関わりに深く関係する病気であることがわかります。

 歯も体の内ですので健康な方は、歯も健康であり、健康でなくなると、歯も健康でなくなるのかもしれません。 

 

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インプラントと角化歯肉2

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角化歯肉をインプラントの周りに作った症例です。 歯がなくなったり、骨造成をすると角化歯肉(ピンク色で固い歯肉)が無くなってしまいます。(写真 前) 角化歯肉の存在意義には、賛否両論がありますが歯磨きのしやすさから言うとやはりあった方がいいです。

写真は、角化歯肉をスライドさせてインプラント周囲に固定したものです。(写真 後)
患者様は、歯ブラシをインプラントの周りにあてても歯肉が痛くないので毎日、丁寧に歯磨きをしていただいております。ですので常にインプラントは、清潔で長持ちしております。



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小帯付着位置異常

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歯周病を悪化させる原因の一つとして小帯付着位置異常があります。簡単にいえば、頬につながっているヒダが歯肉にも直接つながっている状態です。歯ブラシを当てるのが困難になったり、頬が動いた時に歯肉が歯の表面からはがれるように引っ張られるために歯周病を悪化させる要因の一つになります。

写真をみると、ヒダが歯の根元、中央部に付着しているのがわかります。そのため歯ブラシを歯の根元に当てるが難しく、歯肉に炎症が起こっています。治療は、ヒダそのものをなくしたり、付着している部分をずらす等があります。

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歯の寿命

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しばらくぶりにお見えになった患者様の写真です。

10年前に真ん中の歯がぐらぐらで痛くてかめないため当院に来院され、歯周病治療を行い、その後定期検診に通っていただいていたのですが、しばらく、他のご病気を患い、来院が途切れていました。

今回は、他の理由で来院されたのですが、気になりましたので検査をさせていただきました。結果は、歯周病の検査データが非常によく安定しているのが判明しました。

抜かないで欲しいという願いに応えるために治療を行った結果として、当初は、持たないと思われる歯が10年間という長い間使い続けられていることに患者さまも喜んでおります。


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マウスリンス(うがい薬)

 現在、様々な種類のマウスリンス、うがい薬が市販されています。マウスリンスの効果はその中に含まれている薬剤の成分によって多種多様であります。


 一般的には、口臭予防のために用いられていますが、中には歯周病予防のために用いられるものもあります。

 歯周病予防のために用いられているものの成分をみると、歯周病菌を殺菌するものと歯肉の炎症を抑えるものとに大別できます。

 それでは、その効果は、どの程度でしょうか? 文献を調べてみると、一時的に、使用した瞬間は、細菌の数は減少するのですが、絶えず細菌が増殖する環境にある場合は、すぐにもと通りの細菌の数に戻ってしまっています。

 つまり、マウスリンスやうがい薬の歯周病への効果は、それほど高くないので、やはり根本的な専門的治療が必要だといえます。

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CT

 現在、歯科用CT検査がインプラント治療の普及にともない増加しております。「CTを撮らないとインプラント治療はできない。」とおっしゃる先生方もいらっしゃいます。それでは、なぜCTが必要なのでしょうか?


 CTを撮影する最大の目的は、今ある骨の量を立体的に確かめることです。インプラントを埋入するために十分な量の骨があるかや埋入するためにはどれぐらいの量の骨が必要なのかを調べるために行います。

 CT撮影の有用性に異論はありませんし、私も必要な場合は、CT撮影を行います。しかしながら、すべてのケース(例えば明らかに骨がある場合等)にCTを撮影するのは、いかがでしょうか? 

 いわゆる検査というものは、必要と考えられる時に最小限行うことが推奨されています。かぜを引いて内科を受診したときに、原因を調べる為にCT、MRI、内視鏡検査といったありとあらゆる検査を行うことは肯定されるべきではありません。患者様と対峙し、どういった検査が最低限必要かを判断することも重要な医師の能力であるといえます。

 

 

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歯肉の様々

患者様を診察していると患者様によっていろいろな歯肉があるのが分かります。


歯周病専門医は、歯肉を見るとき、1、色 2、形 3、きめの細かさ 4、硬さ 等の違いに注目をします。

一口に歯肉、歯ぐきといっても患者様によって多種多様ですので、その違いによって、治療法の選択をしていきます

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インプラント治療のメリット

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インプラント治療症例です。患者様は、難治性の根っこの病気で抜歯になったのですが、その後になくなった部分の歯を治すには、3つの方法があります。

一つ目は、ブリッジという方法で、なくなった部分の上に橋をかけるように両隣の歯と歯との間に金属等の橋を架ける方法です。一般的な治療法ですが欠点は、橋を掛ける為には、橋桁になる歯を削って、橋の土台を作らなければいけないことです。

二つ目は、インプラントでチタン合金でできた釘を顎の骨に埋め込み、人工の歯根を作りその上に歯をいれます。

三つ目は、いわゆる取り外しのできる入れ歯です。

上の写真の場合、歯を失った部分の両隣の歯は、まったく治療をされてない状態です。Virgin tooth というのですが、我々にとっても患者様にとっても一番理想とされるべき状態です。

十分な話し合いの結果、この患者様は、このきれいな両隣の歯をそのままにしておきたいと希望され、インプラント治療を選択されました。

インプラント治療の最大のメリットは、このように今現在ある残りの自分の歯をできるだけ長く持たせることが出来るという点です。

決して、自分の歯をおろそかにするための治療ではあってはなりません。



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昨日は、東京でも雪が降りました。雪を見ると、タフツ大学時代を過ごしたボストンを思い出します。

ボストンは、日本の旭川と同緯度にあるそうで夏は過ごしやすいのですが冬はとても寒いところです。また雪もたくさんふります。

左の写真は、大学病院内の私に割り当てられた診療室の窓から見た風景です。患者さんの椅子からも良く見えるので雪がたくさん降リ始めると早く終わらせてとせかされたものです。興味深かったのは、雪がたくさん降るとテレビでお知らせが流れ、学校、病院等が休みになることです。そのときは、朝から電話でその日に予約をしている患者さんに連絡して予約を変更するのですが、連絡がつかない方がいて、病院に行って待ってるのではないかと心配して一日中電話をかけた思い出があります。

右は、近くの小学校の校庭です。冬の間は、子供達にとっては、一大そり場として放課後、活躍していました。

雪を見るといろいろな思い出がよみがえってきます。




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歯周病治療の目的

 多くの患者様が、治療開始前に「先生、できるだけ抜かないで下さい。」とおっしゃいます。自分の歯をできるだけ持たせる、使い続けたいという欲求は人類共通の願いでしょうから、もし、私が患者になったら同じことを思うでしょう。

 
 歯周病専門医は、文字通り,歯周病治療のスペシャリストです。それでは、歯周病治療とはどういうことなのでしょうか。一般的には、歯肉や歯を支える骨を歯周組織といいますが、そこに起きる病気を治療し、結果として歯を長持ちさせるための治療だといえますが、単にそれだけではありません。
 
 つまり、歯の保存は、あくまで治療結果の一つであり、他に得ることができる結果は、まだたくさんあります。例は、口臭がなくなる、変な味がしなくなる、頻繁に生じていた痛みがなくなる等が挙げられます。さらには、心筋梗塞、糖尿病などの他の全身疾患になりにくくなることもあるので、歯周病治療は、単に歯肉を直しているわけではないことがおわかりになると思います。
 
 歯周病は、国民病といえるぐらい一般的な病気ですが、その治療の必要性をもっと世の中に理解していただきたいものです。
 

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