院長ブログ
歯周病の患者様の治療をはじめ、院長の清水が日々行っている診療内容の水準を理解していただくための情報開示の場
歯周病と歯の固定
歯周病は、歯を支えている骨や歯肉が炎症によって失われた結果として、歯肉が下がり、ぐらぐらしてきて、最終的には、歯が抜けるようになってしまいます。ですので、患者様が感じる症状の代表的なものとしては、歯がぐらぐらすることです。こういった歯がぐらぐらする症状を抑える方法が歯の固定つまり、隣の歯同士を繋げる方法です。
この歯の固定がもたらす効果に関しては、さまざまな意見がありますが、一般的にその効果は、かなり限局的なもののようで、固定がもたらす効果は、患者様の一時的な満足であるといった意見がアメリカ歯周病専門医の間ではあります。つまり固定をしても歯が汚れていれば歯周病は進行しますし、その逆もしかりです。
実際に多くの患者様の歯がいろいろな方法で隣同士連結されています。そして、患者様は、自覚症状もないのですが、レントゲン写真を見ると、強い炎症のため、非常に大量の骨がなくなっていることがあります。固定による発見の遅れが結果として悪い方向に働いています。
ですので、歯周病の治療を行う上で大事なことは、歯をきれいに保つ、炎症のコントロールであり、その場しのぎの歯の固定がもたらす一時的な満足感よりもその後に起きるデメリット、例えば病気の進行の発見の遅れ、固定することによる虫歯の発生、を考えると歯の固定は、慎重におこなう必要があるといえます。
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