院長ブログ

歯周病の患者様の治療をはじめ、院長の清水が日々行っている診療内容の水準を理解していただくための情報開示の場

歯の保存と患者様の期待

0.jpg1.jpg2.jpg

 歯周病治療として歯根分割術を行ったが7年後に抜歯となりインプラントを行った治療例です。
 長いお付き合いをしていただいている患者様です。歯磨きも一生懸命にやっていただけるし、定期検診にも必ず来ていただける非常に真面目で歯を保存すること意思の強い方です。
 9年前に左上6番に重度歯周病、根分岐部病変に罹患したので、患者様の思いに何とか答えたいと考え、非常に状況の悪い歯でしたが、歯周外科、歯根分割を行い何とか保存を試みました。(写真左上) その後、経過を観察しましたが、2年前にどうしても保存することが不可能になり残念ながら抜歯となりました。(写真右上) その後の治療としてインプラント治療を行い現在良好に経過観察中です。(写真左下)
 この方の治療歴を考えて見たとき、歯周病治療の難しさを痛感しました。患者様の意思を尊重するのは、医療従事者として当然のことですが、かなり状況の難しい歯を残した結果として7年後に抜歯になってしまいました。7年という年月が短いのか長いのかは、患者様によって感じ方が違います。もし、7年しか持たなかったと患者様が感じられるならば、9年前に抜歯をして他の治療オプションを選んだ方が良かったのかもしれません。7年も持ったのだからよかったと感じられるのであれば間違った選択ではなかったということになるでしょう。
 歯周病の治療だけではなく、医療というものは、その目的によって数々の治療法が存在します。そして様々な治療法は、長所と短所があり、その状況に合わせて適切に選択されなければなりません。
 ですから、患者様と医師との十分なコミュニケーションにより患者様のご要望に沿いつつ医学的にも満足のできる治療方法を選択していくことが医師の務めではないか、と感じています。
 

 

歯周病専門医 東京

インプラントと角化歯肉  << 前のブログ記事  | 次のブログ記事 >>  歯周病と歯磨き

このページの先頭へ

関連したブログ記事

このページの先頭へ


軽度から重度まであらゆる歯周病に対応することができます。歯周病でお悩みの方はいつでもお気軽にご連絡下さい。


↓ 診療時間外はこちら ↓

相談フォームへ